3回打ちひしがれた女がジャニーズWESTの沼にハマった話
私は自他共に認める超強火錦戸担だった。
当時まだJr.だった錦戸さんを見て私は彼に一目惚れをした、濃い顔好きの私にとって生まれて初めて出会う理想通りの男性だった。
ここから私のジャニヲタ人生が始まった。
関ジャニ∞との思い出を書き連ねると長編小説になってしまうのでここは省略、いつか書きたい。
タイトルにもある3回打ちひしがれたというのは少しジャニーズに詳しい人なら分かるだろう、いつかのカウコンの事件の事ではない。
一度目は内博貴の謹慎からの脱退。
二度目は渋谷すばる脱退、退所。
三度目は私の初恋の男性でもあり推しの錦戸亮脱退、退所である。
今振り返って一番苦しかったのは一度目の打ちひしがれ事件、当時まだピカピカの中学一年生だった私にとっては重大事件で受け入れ難い事実だった。
すばるくんの時は現実から目を背け何とかやり過ごしたが、さすがに三度目ともなるとそうはいかない。
ましてや自分の推しがグループから脱退しアイドルですらなくなってしまう、こんなにも辛い事が他にあるだろうか。
とはいえ人生の半分以上を共に過ごしてきた関ジャニ∞から簡単に離れられる訳もなく、これからは5人の関ジャニ∞を応援しようと心に決めた。
47都道府県ツアー落選、ここで一度ジャニーズへの気持ちが途切れたが新型コロナウイルス感染拡大により事態が一変。
「Johnny's World Happy LIVE with YOU」の開催である。
ジャニーズ事務所所属アイドルがYouTubeを通じてパフォーマンスを届けるという画期的な試み、しかも無料で観られるというのだから驚いた。
ジャニヲタでありながら関ジャニ∞以外のグループには疎い私はこれを機に他のグループにも目を向けてみようと全公演視聴した。
「ジャニーズすげえ……」
これが率直な感想、未曾有の事態に落ち込んだ世の中でもキラキラ輝くアイドルすげえ。
デビューして間もないSixTONESのステージを観て在りし日のろくーんを思い出し泣いた。
後から知ったが聖の実の弟さんがいるんだとか、それだけで推せる。
そして私のジャニヲタ人生を変える日がやってくる。
関ジャニ∞、ジャニーズWEST、なにわ男子、関西色ゴリゴリの一日だ。
3グループのファンまとめて「じゃすふぁむたー」と呼ばれ、正直何が何だか分からなかった。
まさかコラボするのか?他のグループの事はよく分からないから不安しかなかった。
ジャニーズWESTは関ジャニ∞のバックに付いていたB.A.DとBOYS「横山くん歌へたっぴやなー」の神山くんの事は認知していたがグループとしての彼らの事は関西の賑やかな兄ちゃん達という認識しかなかった。
濵田崇裕さんは優しそうだからという理由で「ジャニーズの中で結婚するならこの人」枠で長年に渡りトップに君臨していた、彼は絶対に優しい、詳しくは知らないが。
なにわ男子に関しては藤原丈一郎くんしか知らない、もはや未知の世界である。
不安を抱えたままじゃすふぁむたーの祭典が始まった。
ジャニーズWESTといえばこれ!のええじゃないかを手洗いうがい推奨バージョンで歌う関西の賑やかな兄ちゃん達、観ているだけで元気がもらえる実にいいグループだ。
勢いそのままBig Shot、どこかに置き忘れた感情が蘇ってくるような気がしたがそれがどんな感情なのかはまだ分からなかった。
7人全員が溢れんばかりの笑顔で歌って踊る、それだけで世界が少し明るくなるような気がして楽しかった。
笑っていられたのはここまで。
ジャニーズWESTのパブリックイメージからはかけ離れたイントロと演出、ミスか?と思ったがゴリゴリイケイケの音楽に合わせて「sexy baby」と連呼するジャニーズWESTは私の知ってるジャニーズWESTではなかった。
YSSBとの出会い、それが私の人生を変えた。
その後すぐにYSSBが収録されたアルバムを買った、どんどん世界が広がった。
ただの賑やかな兄ちゃんじゃなかった、どんなジャンルも歌いこなす実力派アーティストとしての姿がそこにはあった。
そんな彼らの勝手なイメージを勝手に語ります、あくまでも私の中のイメージなのでどうか優しい目でご覧下さい。
個人的にジャニーズWESTの顔は桐山さんだと思ってる、あの人懐っこい笑顔と安心感しかない男らしい体型。
彼がどーんと構えていれば絶対に大丈夫、そう思わせてくれる一家の大黒柱。
Jr.時代から良く見ていた顔なので他人な感じがしない、勝手に親戚のお兄さんだと思って家族目線で応援してる。
彼の歌声は太陽、存在感溢れる温かな声。
それを支える美人妻の中間淳太。
唇のイメージしか持っていなかった事を全力で謝りたいくらい美人、シンプルにお顔がいい。
グループ内に強火淳太担が二人もいるという生まれながらのアイドル気質、ライブでの振る舞いは王子様そのもの、TAMER様は私の憧れ。
ジャニーズWESTの頭脳、3カ国語を巧みに使いこなす彼がいれば今後活動の幅が広がる事間違いなし。
たった一人のツッコミ、負担は計り知れない。
彼の歌声は雨、しっとりとした優しい声で艶を生み出す。
次に絶対的センターの重岡大毅。
歯が多いいじりは定番、顔面全て余すとこなく使って笑う通称「だいきゃんスマイル」で親近感を抱かせたと思いきや奇天烈な行動で人々をドン引きさせ、パフォーマンスでは「メンバーが好きで好きでたまらない!!」感を出しながらもしっかりセンターとしての役割を果たす、彼の煽りは天下一品、生まれながらの愛されキャラと華の持ち主。
彼の歌声は炎、全てを焼き尽くすような情熱的な声。
そして天使兼天才の神山智洋。
髪型髪色がコロコロ変わるので「これが神山くん」とやっと覚えたと思ったらまた見失う、関ジャニ∞でいう安田くんと同じポジション。
照史くんの妻は淳太くんだけどジャニーズWESTの母は神ちゃん。
みんなを優しく包み込む包容力と圧倒的女子力、脱帽です。
そんな穏やかな彼だけどパフォーマンスになると一番オラオラしてる、これはまじでびびった。
また化粧水のようだと称される歌声はまさに天使の歌声。
作詞作曲振付をこなし後輩にも楽曲提供をする正真正銘の神、彼の苗字が「神山」なのは必然なのではないだろうか。
彼の歌声は酸素、ジャニーズWESTにとって必要不可欠。
ジャニーズWESTには長身イケメンが2人もいる、1グループ1人いれば十分なのにこのグループは2人もいる、贅沢、通称ツインタワー。
1人目は藤井流星。
彫刻のように美しい顔、短髪も長髪も似合ってしまう圧倒的顔面の持ち主。
錦戸担だった私が着地する先はおそらくここだろうと思った程彫りが深く、一見ハーフにも見える。
そんな彼だが実は相当な天然であるというから驚いた。
こんなに顔がいいんだからちょっとくらいアホにしないとバランスが取れないな、という神の私情が見え隠れする。
個人的に流星くんの声は「関西声」で、内博貴くんとSnowMan向井康二くんもここに属する。
鼻にかかった甘い声を聴くと何だか懐かしい気持ちになる。
彼の歌声は夜、アダルトな雰囲気は大抵流星くんの声が作り出している。
2人目は小瀧望。
俳優、モデルをこなす彼は流星くんとは違うジャンルのイケメン。
流星くんがセクシー系なら小瀧くんはベビー系、流星くんが今風イケメンなら小瀧くんは昭和のハンサム系。
長身小顔しかも男前ときたらイキリ散らかしても許されるはずなのに何故か彼は積極的にボケる、自ら2.5枚目と言うだけの事はある。
太く芯のある声が特徴的だが、余裕な顔してハイトーンボイスをぶっ放すとんでもない男。
彼の歌声は稲妻、力強く破壊力のある歌声はジャニーズWESTの芯。
最後は私の旦那枠、濵田崇裕。
多分長くなる、絶対長くなる。
彼を嫌いだという人はいないだろうと思う程優しい笑顔、未だかつてあんなに優しく笑う人間がいただろうか。
スベっても笑顔、突っ込まれても笑顔、とにかくいつも笑顔。
しかし重岡大毅にだけは毒を吐く、それが私の中に存在する僅かなM心をくすぐる。
そして驚異的ななで肩、和服を着るために生まれてきた日本男児、肩パットで肩の感覚が死ぬ。
そんな彼は驚く程の美声と音感の持ち主で、音域がかなり広い。
「雪に願いを」を聴いた時私の耳は濵田崇裕の虜になった。
映像を観た時私の心は濵田崇裕に奪われた。
見た目通りの優しい声、見た目からは想像が付かない挑発的な声、どんな声も出せるジャニーズWESTのJUKEBOX、どんなジャンルでも卒なく歌いこなす。
生きているだけで痩せてしまうという代謝の良さからかなり細身だが、付くところはしっかり付いてる筋肉がエロい。
あの腕に噛み付きたい、絞め殺されたい、そう思ってる濵田担は他にもいるだろう。
ライブでの帝王感はもう本当にたまらない、あの目で見下されたい、踏まれたい、自他共に認めるドS女をも変えてしまう濵田崇裕の底なしの魅力。
そして何より口元、大切な事なので改行。
冒頭でも記述した通り私は強火錦戸担、錦戸さんの全てが好きだった。
その中でも口角がキュッと上がった大きな口が特に好きだった。
アルカイックスマイルと呼ばれるらしいその口元は非常にチャーミングで、Kis-My-Ft2の二階堂高嗣くんとSnowMan渡辺翔太くんもこの部類。
思い返してみれば濵田さんの口が好きだというのはかなり昔から自称していたのかもしれない、濵田さんを語る上で絶対に外せないポイント。
実は一番のギャップの持ち主は濵田さんなのでは?と思う程二面も三面も持ち合わせていて、この人の沼にハマったら多分一生抜け出せない、後々知ったがAB型らしい、納得。
後出しで申し訳ないがホクロ多めなのもエロい。
彼の歌声は海、穏やかにも激しくもなれる深く大らかな声。
かなり端折った(?)が大体こんなイメージを持っている。
正直推しが定まるまでかなりの時間を要した、それだけ多種多様ないい男が揃っている。
気になるな〜から沼底まで最短距離で到達したが、彼らの魅力はまだまだ計り知れない。
「証拠」でワンステップ上がったジャニーズWEST、だけどまだ彼らの実力は世間に半分も知られてないと思う。
私がそうだったように「賑やかな兄ちゃん達」のイメージが強すぎるのだ。
歌唱力で言ったらジャニーズの中でもトップクラス、それを武器にして戦い続ければいつかとんでもないモンスターグループになると信じてる。
「らしく行こうぜ!」と背中を押してくれて「君は君なんだから間違ってないよ」と寄り添ってくれる懐の大きな7人の兄ちゃん達、彼らの底なしの明るさで日本が少しでも元気を取り戻せたらそんないい事はないなと思いながら今日も私は彼らと共に生きている。